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2010/08/10 帰省土産はネットで購入

ネット通販の売上げ増加

帰省土産をネットで購入する例が増えている。
高島屋のネット通販では、7月から帰省向けのコーナーを開設し、売上げは前年比2.4倍となり、ヤフーショッピングでも、帰省向けの特別ページを開設し、7月1日から8月3日までの売上げは前年比1.42倍となった。
JR東日本リテールネット、日本空港ビルデングは、駅や羽田空港の土産物店とおなじ商品を販売しているが、7月の売上げは、それぞれ1.07倍、2倍となった。
土産物を持ち帰らずにすむこと、昨年12月から国内線の機内持ち込み荷物のサイズ制限が強化されたことなどの影響と見られているが、店舗に発送依頼する場合より送料が割安な点も影響していると見られる。
(日経新聞2010年8月10日朝刊から抄録)


Editor's note;
土産物マーケットという視点から見ると、このトレンドの恩恵に浴することのできるショップは一部で、その場合、留意すべき点は検索キーワードである。
他方、「送料が割安」という切り口は、大部分のネットショップに該当する。

大口の出荷を継続しているネットショップには、宅配会社が値引きによる荷物の確保をねらって熾烈な受注競争を行っている。
そのような競争力をもたない中小ショップの場合も、発送業務の外部委託により、発送コストを削減できることがある。

また、不着事故の場合の保証の問題があるが、メール便の利用も一策である。特に、小額商品の場合にメール便のメリットは大きい。
ショッピングカートシステムも、発送方法について、小額商品については発送方法としてメール便を選択できる仕様のものが考えられる。
ただし、受け取りの確認ができないメール便の場合は、故意に「不着」の申告をする悪意あるケースへの対策も考慮する必要がある。このようなケースについては、2回目以後の注文については、宅配便しか選択できない規定も有効と思われる。
「お客様の郵便受けは十分安全と思われませんので、今後はメール便は選択できません」ということになる。