2011/12/02 【ネットショップ】ffftp、 FTPSに対応してセキュリティ強化

広く使用されているFTPソフト、ffftpが大幅にアップデートされ、安心して使用できるようになった。ユーザはすぐに、アップデートすることが望ましい。
　→ダウンロード
ffftpは、2011年8月、原作者Sota氏が開発終了宣言を行ったが、その後、Sourceforge.jp（フリーソフトの開発管理サイト）での有志によるサポートに移行した。
最新の1.98dでは、次の点をはじめ、多くの改良がなされている。
1. FTPSに対応
　SSLなどを使用した暗号化通信で認証とデータ転送を行う。
2. ノートパッドに関するセキュリティホール対策

2009年に猛威を振るったガンブラーはFTP通信を傍受してIDとパスワードを取得し、webサーバに不正にアクセスした。
多くのFTPソフトは、レジストリにIDとパスワードを保存しており、ガンプラーがこれを盗み取っているという疑惑も報じられた。
ffftpは、2010年の1.97よりマスターパスワードを導入し、ID、パスワードを安全に保存できるようになっていたが、今回のアップデートにより、安全性はさらに高まった。

そのままアップデートすれば、特に操作しなくても、FTPSに対応したホストに対しては、暗号化通信を行うようになる。

・VISTA、7ユーザのためのアドバイス
これらのOSのユーザは、サーバからダウンロードするファイルの保存先として、左の窓（ffftpのフォルダ）にそのまま保存してはならない。Cドライブ直下にフォルダを作成するか、別のドライブにフォルダを作成して保存すること。
これらのOSでは、セキュリティ強化のためのUAC機能により、Program Files以下のフォルダに保存したファイルにアクセスできないという現象が生じる。「ffftpでCドライブに保存したはずのファイルが、エクスプローラで見ると見えない」という現象である。
保存先を上記のようにすれば、このような現象を避けることができる。