2011/04/18 2010年食品宅配市場、4%増の1兆6806億円に

矢野経済研究所は4月18日、「国内食品宅配市場に関する調査結果2011」を発表しました。
調査サマリーによると2010年度の食品宅配の総市場規模は、前年度比4.0%増の1兆6806億円と堅調推移の見込み。不況による外食離れに加え、惣菜(中食)も含め家庭内調理による内食回帰の風潮が強まっていること、単身者世帯や共働き世帯の増加などが背景にあるとの見方を示しています。また、食品業界は店舗売上高の低調を受け、消費者に直接的に働きかける食品宅配サービスに注力し、顧客の囲い込みを図っていることも分かったとのことです。
調査期間は2011年1月〜4月。調査対象は配食サービス・惣菜宅配サービス企業、ファストフード・外食チェーン店運営企業、コンビニエンスストア、生協、量販店、乳業メーカー、食品宅配支援サービス企業。調査方法は同社専門研究員による直接面接取材、電話ヒアリング、文献調査、消費者アンケート調査。
「食品宅配市場に関する調査結果」