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2011/05/06 ショップモールの震災被害応援企画に人気

週刊日流eコマースダイジェストによると、東北・関東産の食品類や商品を取り扱う企画がネット通販で人気を集めているそうです。楽天(本社東京)やアマゾンジャパン(本社東京)は企画を通じて被災地域のネットショップを支援。オイシックス(本社東京)やセブンネットショッピング(本社東京)は、被災地でとれる食品を販売することで、被災地支援につなげています。

楽天は4月8日、米や海産物など東北の食品を集めた特設サイト〈東北の食を応援!〉を開設。「三陸産 わかめ」「福島県産 桃」などのキーワードで検索される商品をまとめて紹介しています。

この記事では、「これらの企画はユーザーから大きな反響があり、訪問者数は通常企画に比べて大きくなっている」(楽天PR推進部)とのコメントも紹介されています。

アマゾンジャパンは4月14日、〈東日本大震災 復興支援 食べて・飲んで・使って 東日本を応援〉を開設した。震災で大きな被害を受けた6県の出店者の商品や、被災地域で生産された商品を掲載、販売しています。

「被災地域の事業者やメーカーの販売を強化することで、被災地域の事業者の立ち直りに貢献したい」(アマゾンジャパン広報)とのコメントを紹介しています。

オイシックス(本社東京)は4月5日、栃木、茨城、千葉県産の野菜を販売する〈がんばれ!関東野菜〉を開設。福島第1原発事故の影響で風評被害が出ている商品をあえて販売することで、農家を支援していくそうです。

同コーナーの商品は以前の売り上げに比べ、3倍強になったとのことです。

セブンネットショッピングは4月15日、東北エリアを生産地とする米、加工食品、お酒、菓子など約400点を販売する〈がんばろう東北〉を開設しました。

こうした企画はいずれも人気コーナーになっているそうです。

■震災被害応援企画が人気 楽天、アマゾンは出店者応援強化


Editor's note;
5月2日のネットショップニュースで「東日本大震災1カ月後の意識や行動変化」について紹介しましたが、見事にこれと合わせるかのような各社の対応だと思います。震災に便乗して商売をしていると言われそうですが、被災地の復興支援を強調することで批判をかわすことに成功していると思います。