2011/05/31 【中国】欧州アウトレットモールは、中国人が消費の主力

新華社によると、欧州の主要都市でアウトレットモール「シック・アウトレット・ショッピング」を９店運営するValue Rtailの最新統計によると、2010年に同アウトレットモールを訪れた中国人観光客のショッピングに対する税還付額は前年比82％に達し、１人当たり平均298ユーロとなったそうです。ＥＵ以外の国・地域の旅行客による購入規模は中国人客が26%を占めて最も多かった。

シック・アウトレット・ショッピングはフランクフルト、パリ、ダブリン、マドリード、バルセロナ、ブリュッセルなど中国人観光客が多く訪問する観光都市に分布している。中国人観光客はこれら店で通常価格より4〜6割安くお目当てのブランド品を購入でき、さらに帰国時に空港でショッピング額に対して税還付を受けられる仕組みだそうです。

中国人観光客を誘致すべくシック・アウトレット・ショッピングでは今年、航空会社、ホテル予約サイト、中国の旅行会社などと事業提携を締結。7月には中期クリアランスセールを予定しており、中国人観光客の集客効果を見込む。

Editor's note;
中国人観光客の争奪戦は世界規模で行われており、アウトレットモールとホテル予約サイトの提携にみられるように異業種間連携も行われています。連携によりサービスの付加価値が高まり、それが各地の魅力にもなり、ますます観光客が集まるという良い循環を生むことでしょう。