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2011/06/28 【中国】ウォルマート 上海にEコマースハブ設立

中国の通信社、新華社の電子版新華網は、次のようにウォルマートがオンラインビジネスの拠点を上海に設立中だと報じています。

世界の主要な小売企業、ウォルマートは27日、中国における同グループのオンラインビジネス事業を扱うEコマースハブを上海に設立中だと発表した。

ウォルマートとしては、ニューヨークに続く世界で二つ目のEコマースハブとなる。

ウォルマート・チャイナのバリー・フリードマン副社長は、電子商取引がウォルマートの今後の中国事業の中心になることを示す措置と指摘、中国のオンラインビジネスの規模は数年で米国に匹敵するようになる見込みだと語った。

ウォルマートでは、小売りと電子商取引を結びつけたマネジメントの経験を上海に持ち込んで、政府と共に地元の電子商取引のプロを訓練し、ウォルマートのトップクラスの電子商取引の人材を上海ハブに配置すると話している。

近年、中国のオンラインビジネスは一つのブームになっている。上海では昨年、4095億元(1元=約12円)に上る商品とサービスがインターネットで取引された。政府の統計によると、オンラインショッピングの売上高は小売業の売上高全体のおよそ5.72%を占めている。

1996年に中国市場に進出したウォルマートは現在、中国でいくつかの業態を展開している。今年6月現在、中国の124都市に339の店舗をもっており、その約3分の1は過去6カ月間に設立されたもの。
 
記事中にもあるようにウォールマートチャイナのバリー・フリードマン副社長によれば中国のEC市場の規模は数年で米国に匹敵するようになるそうです。中国のEC市場にどう参入していくか、日本の企業にとっても課題であることは間違いありません。